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♫コンサート情報♫
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和田萌子 トーク&ピアノコンサート

【開催場所】
ノバホール
【日時】
2016年8月20日(月)
【料金】
全席自由 一般2,000円  学生(小、中、高)1,000円

2011年12月9日金曜日

小プログラムノート続き

 さて、14日のコンサートのプログラムノート、続きです
Mozart,Ravelに続きM.Regerです。
レーガーはドイツの後期ロマン派、膨大な数の曲を残した大音楽家です。、
ピアノ曲はひたすら音が多く、少し堅苦しい感じ(私が修演で弾いたシマノフスキのソナタ第2番は、
レーガーの曲に凄く似ている所があります)の印象を受ける作曲家です。
しかし、その人となりは、結構はちゃめちゃ。
彼自身はカトリック教徒だったのですが、プロテスタントの女性と結婚しようと
した為破門されたり、過食のため極度の肥満になり、さらにはニコチン中毒でもあったとか。
しかし、今回弾く連弾のための6つのワルツ 作品22はそんな人となりを全く感じさせない、
さらに、ピアノ曲のような堅苦しさもないとても上品で優美な曲です。
ブラームスのワルツ集の影響が色濃く見えるこの曲集は6曲からなりますが、それぞれの曲を別の曲ととらえるよりは、大きな1曲としてとらえて演奏するように書かれている気がします。
どの曲も素敵ですが、個人的お気に入りは第4番です

そして、最後、Dvorak:交響曲第8番ト長調作品88。
交響曲を、作曲者本人が連弾版としても残している経緯は以前
門下のコンサートに出演した際に書いたような気がしますので簡単に…
当時の作曲家達は新しい交響曲を作曲しても、オーケストラを雇って演奏してみたり、出版してもらい、出版社からいいギャラを貰うのはとても大変な事だったので、ピアノ連弾で弾いてパトロンを見つけたり曲の良さをアピールしたりしていたそうです。
今はPCソフトでデモ音源とかも作れてしまいますし、凄い時代ですね~。
さて、交響曲8番は、新世界よりは知名度が低いかもしれませんが、演奏される頻度のとても高い人気のある曲ですね。
ボヘミアののどかな暮らしを想像させるような楽曲で、4楽章で構成されています。
第1楽章Allegro con brio はト長調で書かれたソナタ形式。
曲の最後に向かって高められる音楽からみずみずしい生命力が溢れて来ます。



第2楽章 Adagio
ハ短調。中間部のヴァイオリンソロ(ピアノではプリモが弾きます)がとっっっても美しいです。
乞うご期待!

第3楽章 Allegretto grazioso - Molto vivace
ト短調のワルツ。どことなく某冬の○ナタを想わせるような(?)切ないワルツです。

第4楽章  Allegro ma non troppo
ト長調、トランペットのファンファーレから始まる自由な変奏曲。
ブラームスの4番の交響曲と同じく、変奏曲ですが、ソナタ形式を意識して書かれています。
1楽章よりもさらに生命力に溢れ、力強く曲を閉じます。
どうでもいい話ですが、私は毎回これをオケで聴く時、最初のファンファーレ緊張するだろうなぁ~~と思ってしまいますこれに限らず、管楽器のソロって緊張しそう!

と、少しだけプログラムについて語ってみました。是非皆様聴きにいらしてください♪


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